◆会報第38号より-03 大谷川散策①

シリーズ「大谷川散策余話」・・・①
1章 はじめに

野間口 秀國 (会員)


 昨年7月11日、国土問題研究会事務局長の中川学氏による講演会に参加させて頂きました。 テーマは「良いまちには良い川がある-八幡の水辺とその歴史を考える-」でした。 

 受講後に何故かこの時のタイトルが無性に気になり、その訳に思いを巡らしてみました。高校への通学路に沿って流れていた甲突川(コウツキガワ・鹿児島市)、新入社員の頃に寮の屋上から眺めた淀川(大阪・十三)、転勤地の住まい近くの百間川・旭川(岡山市)と、いつも川のある風景がありました。今では、既に33年余りとなる桂・宇治・木津の三川合流地にほど近い大谷川が流れる橋本に住み、生活圏内に川がある事が理由でしょうか。

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 大雨が数日続くと、木津川の水位は一気に上昇し、流れもその勢いを増します。同様に我が町橋本を流れる大谷川の水位も上がり、昨年秋の集中豪雨の際には小規模ながら流れが住宅地に溢れる事態も起こっています。そんな事もあり、日々散歩していると、川や橋がこれまで以上に気にかかり、住んでいる橋本を流れる大谷川と川に架かる橋について調べてみようと漠然とではありながら思い立ちました。

 中川氏の講義のタイトルが「良いまちには良い川がある」でしたので、私は「良い川には良い◯◯がある」をテーマに何らかの発信ができるのではと思い、思い立ったが吉日とばかりに改めてメモとカメラ片手に気ままに大谷川沿いの散策を始めました。 

 川と人間、それは自然と人間の関係であり、人々の暮らし、歴史と関わらざるを得ません。川のたもとから、橋の上から八幡の歴史を探究できないかと思っております。 ◯◯部分には、歴史、自然、くらし、思い出等々、季節や場所や状況によってお読み頂く方に自由に選んで貰えればとも思います。

 大谷川を上流から下流へ、また下流から上流へと、幾度となく足を運び、川と話し、橋と話し、その時々にお会いできた方々より貴重な話をお聞きし、本や資料や地図などに目を通しながら大谷川散策を続けております。 歴史に関わる内容を出来るだけ多く拾って書きたいと願っていますが、川や個々の橋に関わる歴史的な内容を拾い出すのは思うほど容易ではありません。 しかし川沿いの小路の散策から何かが見えるのではと考えています。 

 散策を続け、書き進めるにつれ川や橋に関して初めて知る事も多くあります。 大谷川にまつわるあれこれを聞きながら、観察や考察を続け「大谷川散策余話」として12回シリーズ(予定)でお届けさせて頂きたいと思います。 都度の内容に関するご意見や橋に関するエピソードなどをお聞かせいただければ幸いです。 (つづく)     


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by y-rekitan | 2013-05-28 10:00 | Comments(0)
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