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◆会報第51号より-01 善法律寺

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わが心の風景・・・(24)
善法律寺
所在地 八幡馬場


◆会報第51号より-01 善法律寺_f0300125_10485.jpg 八幡馬場の善法律寺は律宗の寺で、石清水八幡宮検校であった善法寺宮清が正嘉年間に私邸を喜揺して創建し、奈良東大寺から実相主人を招き閉山したことに始まります。
 寺は、弘{女年間に石清水八幡宮の社殿を移した本堂を中心に、庫裡、阿部陀堂、聖天堂が配されています。本堂の柱、が中途で特殊な方法で接いであるのは、耐震の工夫と考えられています。当初の丹朱塗は剥落していますが、純然たる鎌怠穣式を舎に伝えています。
 室町時代、善法寺通清の娘良子が足利義詮に嫁ぎ、三代将軍となる義満を生みました。義満は八幡宮を崇破。二十数回ち八幡を訪れています。以後、義教、義政もよく往来し、寺は将軍家の庇護を得て隆盛を極めました。
 本尊の八幡菩薩は、明治元年まで石清水八幡宮の祭神だったもので、等身彩色の座像は、在手に宝珠、右手に錫校を持ち、脇仏は不動・愛染の二明王で、ともに鎌倉時代の作です。良子は寺に多くの紅葉を寄進したことから、別名「紅葉寺」と呼ばれ、たくさんの人々が訪れます。 (絵と文: 小山嘉巳)


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by y-rekitan | 2014-06-28 12:00
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