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◆会報第51号より-06 八幡宮Q&A②

シリーズ「石清水八幡宮の歴史Q&A」・・・②
第2回


Q:伊勢神宮に関わる「御師Jのような人々が石清水八幡宮にもいましたか。また、石清水ヘの参詣に関わる講の存在および石清水への信仰を広める活動について教えてください。

A:中世までの事例では、その痕跡のようなものはありますが、不確かなので、今回は、近世になってから私が聞いていることがらをお話します。
 一つは、東竹家といってかつて嗣官家の家柄だったところが石清水の神札(しんさつ)を配布するための免許状のようなものを発行する権限があって、そのための印鑑を所持していたということです。嗣官家だけでなく、神官の家では、神札を配布することを認められていました。それは、例えば石清水からやってきたと触れこみ、ニセの神札を売り歩く者がいて、それを防止するための施策としてとられたと聞いています。
 また、正式な認可を受けたありがたい御札を配る講組織があったようです。大原の里でそのような講があったという手紙をもらっております。他にも、そのような事例があり、伊勢の御師に相当するような人々が活躍していたと思います。

   (答えは石清水八幡宮禰宜の西中道さんからいただきました)



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by y-rekitan | 2014-06-28 07:00
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