◆会報第46号より-04 5年目の節目

新年を迎え、5年目の節目を大切に

八幡の歴史を探究する会 代表  是枝 昌一


 新しい年を迎え、新しい気持ちを大切に、楽しく学習を通し輪を作り、良いスタートを切りたいと思います。皆様、今年もよろしくお願いいたします。
 今年の干支は甲午(きのえうま)。甲は「木の陽」、発展する、伸びるの意、午は「火の陽」,活発な行動力,跳ぶ,駆ける馬のごとく、夢に向かい伸びる年とされます。f0300125_216119.jpg
 正月早々、友人に誘われて奈良橿原考古学研究所付属博物館で開催されている「十二支の考古学」の見学に参加しました。今年の干支「馬」に関わって、古代史からの人と動物、自然との関わりについての学習は参考になりました。年のスタートの特別展示として、毎年年頭に開催されております。
 常設展では、大和の石器時代から、縄文、弥生、律令国家の誕生、飛鳥、奈良時代と平安京以前の発掘展示があり、歴史文化の時の流れが素晴らしい。毎年新しい発見が続いており、市民ボランティアの対話型のガイドも素晴らしく印象に残りました。今後の我々の活動にも参考になり、今後の見学会のコースの候補に加えたいと思います。
 正月は1年の節目、会の活動も皆様のご提案、励ましを受けつつ、5年目の節目の正月を迎えました。過ぎ去りし思考錯誤の4年間を振り返り、今後の展開を共に考える時を迎えております。本年4月には4年生修了の総会を迎えます。今後の具体的な進め方は、会員の皆様からのご意見を頂き、幹事会にて方向を論議したいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 いよいよ大事な5年生への進学です。共に楽しく、好奇心豊かな夢一杯の学びの場にしたいと思います。

 昨年までの活動状況(目的、事業の面から)

 4年前、志水公民館に16名の有志の方々が集まり「八幡の歴史を探究する会」はスタートしました。最初はまず交流の場を作ること、対話の中から形を醸成するスタイルで歩み、幹事会が中心となり進め方の共有化を討議。一歩ずつ積み重ね、なんとか階段を登ることが出来ました。これも関係者の方々、会員の励ましのお声、ご提案の賜物です。
 会員数も昨年100名を超すまで増加し、今後の活動の方向並びに事業の在り方について、共に考える節目を迎えております。1年生の総会では会の形を会則としてまとめ、承認を頂き活動の指針といたしました。目的、事業の条項について振り返ってみたいと思います。

第2条目的
「八幡の歴史を探究し、事業を通じて会員相互の交流を深めると共に、
地域文化の進展と次世代への継承に貢献する」

 八幡の歴史を題材に、交流についての評価は難しいが、まずまずの成果があったのではと思います。知識の共有化、知恵への展開まではこれからの課題として残したい。
 ホームホームページの充実も評価したい。次世代への継承についてはまだまだこれからです。地域史の大事さを噛みしめ、その具体化への夢を描きたい。幸い、八幡の歴史カルタの製作は、会員からの提案、投票の過程を踏み、行政面では文化財の専門家、市民共働課の後押しもあり、京都府の助成金も頂き、三位一体(専門家・行政・市民)のつながりの中から、八幡歴史の情報資産を生むことが出来ました。関連部門の御指導に感謝の気持ちをささげ、今後の普及活動、市民への情報提供に専念したいと思います。
 続けて「親子で学ぶ八幡の歴史」(仮称)の冊子の製作を模索中です。又市民への情報開示として、八幡文化協会の後援を得て、文化祭に出展することが出来ました。見学者との八幡の歴史を中心にした熱心な対話が印象的でした。生涯学習センターとの共催という形で、当センター学芸員の指導の下、『男山考古録』の読書会が進行中です。
 これらの機会を通して、市民との知識の共有を図り、継承につなげたいと思います。

 第3条事業
1 講演会の開催 2 現地見学会の開催 3 会員の研究発表  4 会報(ニュースレター)を発行し、会員の情報交換、投稿の場とする。会報の発行は月刊を原則とする。

 事業の3本柱として毎月イベントを開催し、相互の知識向上、情報の共有化に成果があったのではないでしょうか。講演会は専門家の教示を、ある時は対話の時間をとり、一方通行にならないよう配慮しました。現地見学では、コースを設定し連続シリーズの形を整えつつあります(文化財コース、神社仏閣コース、村落を巡るコース等)。初めての試みとしてバスによる研修会も実施し、近郊の資料館を見学、相互の交流を深める事が出来ました。
 会員の研究発表については、前段で述べた通り、八幡の歴史カルタの作成が会員全体の作品として誕生したことを評価したい。個別発表としては、古文書や松花堂昭乗関連、高度経済成長時代の八幡等を開催し、昨年は京都府総合資料館主催の「南山城地域史シンポジュウム」が、城陽の文化パルクにて開催され、カルタの紹介の機会にも恵まれました。 また、会報は、毎月25日前後に月刊として発行。平成25年の年末には45号を発行し、継続を守っており、将来の素晴らしい情報資産としての蓄積が楽しみです。幅広い題材の投稿を頂き、会員の方々の交流の広場としての内容に心がけております。今年5月には記念すべき50号の発行となり、節目にふさわしい内容の特集号にしたいと思っております。
 以上反省すべき点も多々ありましたが、大筋の線では着実に成果を上げる事が出来たと評価しております。

今後の進め方 不易流行

 5年目の節目を迎え、「不易流行」(松尾芭蕉の俳諧理念)の言葉にあやかりたい。この言葉は、変わらず継続する本質と、新しい変化は相反する様で表裏一体であるという解釈ですが、基本は継続して、その中に時代の変化に合わせ、新しきことを加える事だそうです。流行とは何か、共に考えたいと思います。
 「不易」については4年間の積み重ねを大事に、第2条の「目的」を常に念頭に、3本柱の「実施事業」を更に深く掘り下げ、交流により輪を広げ、継承につなげたい。
 「流行」については新しい風を共に検討したい。風の反対は「よどみマンネリ」です。例としてマクロな提案を2点、可能性を共に追求してみたい。
① 最近、歴史文化に関連する市民グループの活動が盛んになってきております。八幡市内、更に南山城地域の同好のグループとの接点を深め、提携イベントの開催、共同研究を実施、幅広き交流による相互のレベルアップを深めたい。
② 情報化社会に対応して、4年間の蓄積情報を体系的に積み上げ、更新を加えデータベースに構築、会員への検索システムによる情報提供を可能にする。
 いずれもハードルの高い夢であり、充分な論議と時間のかかるテーマですが新しい風としてじっくり取り組んでみたい。

 本年4月には第4回目の総会を迎えます。新しい年度の実施計画は事務局が中心となり幹事会にて検討中で、総会にてご提案いたします。
 今年も元気に、やくやくとした、楽しい雰囲気で、遊びも加えた交流の輪を広め、共に学習を進められる事を念願いたします。


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by y-rekitan | 2014-01-28 09:00 | Comments(0)
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