◆会報第56号より-09 『歴史たんけん八幡』

シリーズ:『歴史たんけん八幡』の発行に向けて・・・①

『歴史たんけん八幡』の発行にむけて

同編集委員会事務局
 


 本年度の歴探の活動方針の一つに出版事業があります。そこで、年度当初から毎月一回「編集会議」を開いてきました。メンバーは、歴探の会員を中心に、これまで八幡の歴史や文化の活動を担ってきた方々にも入って頂き、編集の趣旨や内容を練り上げ、執筆者も確定してきました。

出版の意義および趣旨
八幡の小学生(高学年)と中学生に、郷土の歴史をわかりやすく平易に伝える本を届ける。あわせて、「歴史と文化が息づく八幡」を市民内外にアピールする。
教科書のような羅列的・網羅的な記述を避け、物語的な記述にするなど読みやすさを追求する。そのためにもビジュアルな編集に心がける。
謎が残るテーマについては、様々な説を示して安易に結論づけない。
全体の整合性をふまえ、執筆者の記述をもとに、編集委員会の責任で加筆・訂正するなど文章表記を検討する。
研究者や専門家の意見を聞くなどして、研究の成果や到達点をふまえたものにする。
編集委員会は、学校現場の教師をふくめ、執筆者と編集に携わるにふさわしい方を選んで構成する。

 この秋には、八幡市役所に赴き、佐野副市長や谷口教育長に面談し協力を要請しました。副市長も教育長も趣旨に賛同し、資料の提供などに協力する旨確約していただきました。次に、石清水八幡宮に田中宮司を、そして松花堂美術館に石橋館長を訪ね、出版の趣旨をお話し、やはり貴重な資料を提供して頂くことや執筆にも協力してもらうことを了承していただきました。

主な内容
  原始古代の八幡     
 (先史時代の八幡、八幡の古墳、廃寺は語る)
  八幡神と男山遷座    
 (八幡神はどんな神か、石清水八幡宮の成立、放生会の歴史ほか)
 
  町の成り立ちと神人の活躍
 (市はどこに立ったか 中世の町と座、神人とは何かほか)
  元寇と叡尊のいのり   
 (元寇、石清水五輪塔、『徒然草』の話、山上のにぎわいほか) 
  南北朝の争乱と八幡   
 (後醍醐天皇と八幡、「八幡合戦」、室町幕府と善法律寺ほか)
  天下人と八幡      
 (織田信長と八幡、豊臣秀吉と神應寺、お亀の方と正法寺ほか)
 
  松花堂昭乗の人と芸術  
 (昭乗の一生、寛永の三筆と昭乗、昭乗の交友関係ほか)
  淀屋と八幡       
 (淀屋はどのように力を蓄えてきたか、淀屋と神應寺ほか)
  八幡八景        
 (八景とは何か、八幡八景と柏村直條、八幡八景連歌発句絵巻)
  河川と歩んだ八幡    
 (淀川水系の水運と渡し船、蜻蛉尻川の堤切事件、木津川の付替えほか)
  江戸時代の村の暮らし  
 (庄屋の日記から、村の年中行事や掟、綿と茶、美濃山の開発ほか)
  鳥羽伏見の戦いと八幡  
 (橋本の陣屋と楠葉砲台、八幡大神の大住遷座、八幡炎上ほか)
  近代化と八幡      
 (神仏分離政策と石清水、学校の始まり、町村合併、鉄道の開通ほか)
  戦争と八幡       
 (学童疎開、八幡の竹の供出ほか)
  高度経済成長と八幡   
 (男山団地のたんじょう、昭和の水害、一号線の開通ほか)
 ほかにも、コラムとして、「川口天満宮と内神社」「御薗神社とずいき祭り」「高良神社と太鼓祭り」「男山を離れた仏堂と堂宇」「二宮忠八と飛行神社」「エジソンと八幡の竹」「橋本の町並から」などを予定しています。また、「八幡の歴史人物事典」として40人程の歴史上の人物をとりあげ、八幡の歴史の奥深さを知ってもらいたいと思っています。
 なお、監修者として國學院大學の鍛代敏雄先生にお願いしましたところ、快く引き受けていただきました。そして、挿絵は、小山嘉巳さんに提供していただくことになりました。

 最後に、編集委員会を代表して、編集委員長の伊佐錠治さんからのメッセージをお伝えします。編集から刊行、普及にいたるまで「編集(制作)委員会」が責任もって取り組みたいと考えています。

 この度、編集委員の皆様のご推挙により委員長と言う大役をお引き受けすることになりました。
 歴史・伝統と言う文化はその都市のレベルの高さを示すと言われています。豊かな八幡を培うには子供たちが郷土の歴史を理解することが大切な一歩と思っています。子供たちが興味を持って読んでくれる本を出版するため努力いたしますが、大円鏡智とは縁遠い身であり、『歴史たんけん八幡』が誕生するには会員は勿論のこと、皆様方のご支援が必須でございます。よろしくお願い申し上げます。
                             伊佐 錠治  

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by y-rekitan | 2014-11-28 04:00 | Comments(0)
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