御園神社 所在地 上奈良御園 上奈良の里から東へ少し行くと御園神社の碑と鳥居が左手に見えてきます。 碑に刻まれた「古字」に思いを馳せつつ、鳥居をくぐって本殿までの参道をゆくと、大きな常夜灯が目に飛び込んできます。その高さは3.75メートルもあります。本殿両側でにらみを効かせている狛犬は、寛政8年(1769)丙辰(ひのえたつ)九月の寄進で、八幡市内で最も古く、府内では九番目といわれています。 さて、御園神社の創建は「延暦6年(787)桓武天皇が河内国交野へ行幸の途中、この里に立ち寄り鷹狩りを行った時、神託を蒙って、同年11月、大納言藤原継縄(つぐただ)に命じて社を建立させ、奈良春日社から三神を移座したと伝えられています。本殿は、南北朝の合戦や応仁の乱によって炎上しましたが、「明応3年(1494)9月、新殿を造営した」と御園神社の縁起は伝えています。 古代の上奈良は、瓜・茄子、大根など、朝廷に献上する野菜を栽培するところで、社名にそれを偲ぶことができます。 (絵と文: 小山嘉巳)
by y-rekitan
| 2015-04-28 12:00
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