◆会報第39号より-01 落書き寺

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わが心の風景・・・(12)
落書き寺
所在地 八幡吉野


 f0300125_15385447.jpg淀屋辰五郎旧邸跡前の「ドンド辻」を東に行くと、その突きあたりに通称「落書き寺」と呼ばれ親しまれている単伝庵があります。その門前に建つ三宅安兵衛遺志建立による碑は、古字によって刻まれ、その歴史を一層感じさせられるちので、数多くある三宅碑の中 でも特に趣があります。
 単伝庵の山門をくぐると正面に大黒堂が見えます。この大黒堂の白い内壁は、訪れた人々がペンを使って書いた願い事がびっしり。「落書さ寺」の異名はここから生まれました。祈りの空間での落書きは、参拝者の心に強烈な印象を刻み込むものとなっています。
 単伝庵の開山は不明ですが、古くは神原町にあったといいます。一時中絶の後、男山中腹にあった法童坊に預かり置かれていました。江戸時代後期に禅宗となり、現在の場所仁移されました。妙心寺知勝院の法類で、豊後国臼杵城主稲葉家の菩提寺であった月桂寺の僧瑞応が移り住み、中興の祖となりました。(給と文:小山嘉巳)


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by y-rekitan | 2013-06-28 12:59 | Comments(0)
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