人気ブログランキング | 話題のタグを見る

◆会報第37号より-01 豪商淀屋③

◆会報第37号より-01 豪商淀屋③_f0300125_2034923.jpg
わが心の風景・・・(10)
豪商淀屋と八幡③
所在地 八幡西高坊


 ◆会報第37号より-01 豪商淀屋③_f0300125_15594378.jpg天下の豪商、淀屋の初代常安が徳川家康から拝領した山林地三百石が享保元年に淀屋に返還され、安住の地となるはずだった八幡の地でしたが、翌年12月21日、辰五郎は亡くなってしまいます。一説には三十五歳という若さでした。
 かつて、その眼下に淀城が一望できたであろう神應寺の淀屋墓所には大きな碑が三つあります。中央が二代目玄个庵、右が玄个庵の実弟で三代目箇齋の父でもある五郎右衛門、左が五郎右衛門の子で三代目となった箇齋です。その箇齋の墓碑の左には、ひときわ小さな墓があり、これが五代目辰五郎の墓です。
 墓石には「潜龍軒咄哉个庵居士」と戒名が刻まれています。その文字に「今は軒の下に身を潜めているが、いつの日か、この無念を晴らしてくれようぞ」という辰五郎の強い思いが伝わってきそうです。淀屋は倉吉で再興。その百五十年後、その財のすべてを倒幕の軍資金に注ぎ込み、積年の恨みを晴らすのです。(絵と文: 小山嘉巳)

<<< 連載を抜けてTOPへ        この連載記事の続きは⇒⇒

by y-rekitan | 2013-04-28 12:00
<< ◆会報第37号より-top ◆会報第37号より-02 南山... >>