◆会報第50号より-01 巡検道

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わが心の風景・・・(23)
巡 検 道


f0300125_117439.jpg  八幡市民図書館から南へ300メートルほど行くと、東へ入る細い道があります。ここは「馬場」と「神原」の字界(あざかい)で、角に「巡検道(じゅんけんみち)」と刻まれた大きな道標が建っています。
 巡検道は、ここを起点とする幅3メートルに満たない曲がりくねった道のことで、旧市街地を抜けて大谷川を渡り、田園地帯を下奈良まで、その距離は約2キロメートルも続いています。
 『男山考古録』によると、江戸時代の初め、国郡巡検の役人が図をもって取り調べのために進行し、その案内には郷役人があたったと記しています。江戸時代を通じて神領内における社務家領や僧坊領などは所司(しょし)・法眼(ほうげん)が検見(けみ)の役にあたり、修理料米などの役米は郷当役が担当。さらに社士(しゃし)たちが共有する社米地などは、社士中の当番役が検見や収穫の管理にあたっていました。
 3分の2が田園地帯を通る巡検道には、手作りの野小屋など昔ながらの田園の風情が残っています。   (絵と文: 小山嘉巳)


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by y-rekitan | 2014-05-28 12:00 | Comments(0)
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