◆会報第53号より-01 泥松稲荷

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わが心の風景・・・(26)
泥松神社
所在地 八幡広門

f0300125_10454815.jpg 松花堂庭園に近い東高野街道沿いに朱塗り鳥居と社殿が見えます。ここは地域の人々の厚い信仰を集める「泥松稲荷(どろまついなり)大明神」といい、次の様なお話が今に伝わっています。
 その昔、もみじ寺(宝青庵)に小柄で豆狸のようほこらな庵主様がいました。寺の近くの祠(ほこら)には、狸が住み着いていて、ある日、狸のいたずらが過ぎ、村人にこっぴどくお仕置きをされ、弱ってうずくまっていました。そこへ庵主(あんじゅ)様が通りかかり、狸をお寺に連れて帰って手厚く看病してあげたそうです。
 狸の名は「泥松」といい、その後、すっかり元気になって、庵主様ともにお祈りをするまでになりました。その泥松が亡くなると、庵主様はその御霊(みたま)を祀り、朝夕に拝むと、泥松の霊力が庵主様に乗り移り、占いがよくあたるようになりました。
 この噂は京都や大阪に広がり、「泥松様のお狸様」と呼ばれ、その後「泥松大明神」の社と鳥居が奉納されました。今でも、「泥松大明神」と一心不乱にお祈りすると、願いが叶うと言われています。    (絵と文小山嘉巳)



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by y-rekitan | 2014-08-28 12:00 | Comments(0)
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