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◆会報第61号より-07 八幡歴探

発足からの5年を振り返る

是枝 昌一 (顧問 前代表幹事)


 今年も桜の時期が終わり、四季はもう夏の手前、旧暦では穀雨の候、これから青葉の美しい季節を迎えます。次はヤクヤクとした躍動的な夏に繋がります。   
 「光陰矢の如し」時の流れは速く、市民の同好者16人でスタートした会の発足より5年が経過しました。この間、会員皆様の御指導を頂き、八幡の歴史を通じ交流、専門家の方々、関係部門からのご教示を頂き、幹事会にて討議、基本のレールを作る作業が続きました。今後はこのレールを基礎にした新しい探究の展開が期待されます。

発足5年目の総会

 4月19日、当会の5年生の終了式である総会を開催、教育委員長の祝辞を頂き、平成26年度の活動報告、続けて平成27年度の活動並びに予算、規則人事案件の採決を頂き有難うございました。会としても大事な節目、迎える6年生を意義ある活動の年として、位置付けたいと思います。
 本年3月には、会報60号を作成、第1号より5年目、毎月発行の約束を会員皆様のご協力のもと、発行することが出来ました。
 手作りながら、会員の交流の広場として、又ホームページに取り込みデーターベースの構築に繋げ、外部への発信力にも成果が出てきております。加えて発信のみでなく返信の流れが形成され会員の対話の場にも発展しております。
 これから大事な6年生、新しい風も加え、皆様と共に大事な節目の芽を育てたいと思います。共に探究学習を進めましょう。

これからの進め方について

 総会議題の活動方針に記載の通り、月別計画を事務局長を中心に幹事会にて起案し、必要な案件はすでに実施計画に入っており、共に学習をお楽しみたいと思います。3年前からの懸案の出版事業について、予定通りの進行状態で、秋には八幡カルタに次ぐ第2の作品として刊行予定です。会員並びに市内の専門家、学識経験者、行政の方々も交え委員会を構成、会の第2条 目的「地域文化の進展と次世代への継承に貢献する」にふさわしい作品が期待されます。
 「継続は力なり」の言葉で基本路線を守り、夢多き世代の中学生らしく「不易流行」の流行の言葉、新しい風ヘの挑戦が求められます。会員の方々共々、夢を題材に集い討論会、懇親会の開催も楽しい会合になると思います。(発足の時のNO1会報を参考にしつつ)次のキーワードに思いを込めたいと思います。
「三位一体の推進」
 3年前八幡文化センターにて奈良大学の坂井先生より、地域歴史の充実には三位(専門家、行政、市民)一体の協力が大事との講義があり、会員の方々も注目され会報にて感想記が掲載されております。(会報NO25市民参加の街作り 望月さん 参照) 今回の出版事業は、このキーワードが実現化への道につながったのではないでしょうか。大事な事はその主役は市民あることです。今後は謙虚に主役としての役割を念頭に、相互の接点をますます深める調整力が求められます。
「進歩と調和」
 関西の経済発展にとって忘れる事の出来ない節目となった千里万博、その時のテーマは「進歩と調和」でした。新しきを求めチャレンジし、そして調和を念頭に、アクセルとブレーキを使い分け、新しい夢の実現を進めたい。
「分業による協業」
 会員の拡大、業務の幅、専門的深さ等々 タスクと情報は数限りなく増加します。分業を進め集中化を防ぎ、協働意識を持って常に知識の共有への工夫が必要でしょう。

顧問への就任について

 この度、私事都合により顧問に就任することを承認頂きました。運営は幹事会を中心に代表幹事 土井三郎さん、事務局長 高田昌史さんが、ご担当です。会員の皆様には発足より5年間、各種ご提言、ご指導を頂き会を育てて頂いたことに感謝し、紙面を借りて御礼申しあげます。今後も顧問の立場としての変わらないご交友とご指導をよろしくお願いいたします。      以上
 

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by y-rekitan | 2015-04-28 06:00
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