2019年度実施報告 野間口 秀國 (八幡の歴史を探究する会 連続学習会担当幹事) 新しい年度に入った去る4月8日、2019年度の当初予定を終えることが出来ました。 2019年度最終回、第6回(通算24回)連続学習会は当初計画が年度内の3月11日でしたが、 ![]() さて、ここで2019年度に実施いたしました合計6回の活動内容などを簡単に振り返ってみたいと思います。 <第19回>5月8日(水)谷村勉さん「八幡の歴史散歩」 江戸時代には、河内、摂津、山城の各地から「腰折坂」を通る石清水八幡宮本社への道を「御本社道」と呼んだことや道標の存在と意義を熱く話されました。 <第20回>7月10日(水)高田昌史さん「八幡の古寺」 江戸時代の八幡には浄土宗三十六ヶ寺など多くの寺院が存在しました。歴探では6年間で巡った14の寺の様子を振り返っていただきました。 <第21回>9月11日(水)安立俊夫さん「石清水八幡宮と相撲」 話は世界に於ける相撲の歴史から入り、日本での相撲の歴史、そして石清水八幡宮と相撲の関わりなどと展開。異色の題材に聞く皆様方も興味津々だったようです。 <第22回>11月13日(水)藤田美代子さん「松花堂あれこれ」 松花堂庭園の概要、松花堂昭乗の生涯、松花堂弁当のことなど、松花堂を知り尽くした「園の案内人」らしい説明が楽しくなされました。 <第23回>・1月15日(水)濵田博道さん「八幡の古墳と卑弥呼の鏡」 3世紀から始まる古墳時代の概要、西車塚古墳を初め現在の八幡市域内にあった六基の古墳や三角縁神獣鏡と卑弥呼について分かり易く話されました。 <第24回>当初予定は奥山邦彦さんの担当で、テーマは「瀧本坊」でしたが、前述の新型コロナウイルス感染問題で当初予定の3月11日(水)より4月8日(水)に日程変更いたしました。日程の変更もむなしく、更なる感染拡大を受けて最終的には「中止」の判断をさせていただきました。 なお、表1は実績を一覧にまとめたものです。 ![]() 全日程を終えた今、原稿をまとめながら振り返るとスムースに運んだように思えますが、この一年間の舞台裏はこれまでとはかなり異なった状態でした。テーマは各担当者にお任せするとしても、初回担当を誰に、二番は誰、三番手は、殿(しんがり)はと、無い知恵を絞り各担当の皆さんに了解をいただき何とか年間計画が成立してスタートに漕ぎ着けました。ところが、ご記憶にあると言われる方もおありと思いますが、当初計画は先述の順番と担当が少し異なっていたのです。実は、歴探幹事の一員であられた倉田美博さんが、昨年の夏に健康を害されて入院との報が届いたのです。倉田さんには第20回(年度の2回目)の担当をお願いし、快諾いただき「木津の流れと八幡の農」と題して話していただく予定でした。しかしながらほどなく第20回を担当いただくことは難しいことが分かり、急遽高田昌史さんに前倒しで担当いただくことを受諾してもらいました。続いて「第21回は大丈夫だろう」とのご本人のお申し出もやはり難しいとわかり、ここは安立俊夫さんに代行していただきました。もとより、倉田さんご本人もやる気満々でしたので、やり残した感がおありだったのでは、と今でもそう思っております。 さて、年度後半の最終段階でまたまた課題発生となりました。前述のように本年1月に中国の武漢に端を発した新型コロナウイルス感染問題が、年度内の最終回、第24回開催の2週間ほどに迫った2月の末になって国内をおおきく騒がすこととなりました。これによって、当初予定の実施を急遽中止せざるを得ない状況に立ち至ったのです。「このままやろうよ」との意見が一部にあったものの、やはり参加いただく皆様へ予期せぬ影響があったらと考えると 「一旦中止、そして日程を変更」 せざるを得ませんでした。早速、代替日の決定、場所の確保、再申請の処理、チラシの改定、周知徹底などなどにバタバタの数日でした。日程変更をしてから一月後、国内での感染者数が日々報じられる中、またまた「延期」か「中止」の検討をせざるを得ない状況となりました。最終的には3月の末に「中止」を決定し、改めて参加お申込みの皆様への連絡に手を尽くしました。こうして総括すると、この一年は本当にいろいろと学ぶ事の多かった、まさに「連続して学習できた会」だったようです。 なお、2020年度は新型コロナウイルスの感染拡大予防のために、2020年度は5月に学習会は計画できませんでしたので、7月から毎奇数月の第2水曜日に開催予定です。従いまして本年度の実施は5回となります。2020年度連続学習会の予定を表2にまとめましたのでご参照ください。なお詳細については都度発行の案内チラシをご確認願います。 ![]()
by y-rekitan
| 2020-05-22 10:00
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