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◆会報第105号より-05 ハチとチョウ


時々昆虫少年 ハチとチョウ

谷村 勉(会員)


クモを狩るハチ

 クモを狩る代表的なハチとしてベッコウバチがいますが、例年一番良く見るベッコウバチが写真のヒメベッコウです。庭や空地などでよく見かけます。
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 このベッコウバチ、仕留めたクモの足を顎でつかんで後ろ向きに地面を引きずって巣穴に引き入れます。クモはベッコウバチの産卵管で刺され、その毒液によって麻酔状態になった体表に卵を産み付けられる。子供の頃、図鑑ではベッコウバチと紹介され、ヒメベッコウとは表示されていなかったように記憶しています。クモを狩る仲間のオオモンクロベッコウも時々見かけます。腹部の黄色い紋が特徴で、ひと目で判別でき、その精悍さ、黒っぽい藍色がとても美しい!

昨年、キイロスズメバチにやられました。

 スズメバチは最も危険なハチで、人の日常生活の範囲内で繁殖するキイロスズメバチは特にTVや新聞ニュースでもよく話題になります。体長は約2cmとスズメバチの中ではやゝ小型ですが、気性が荒く攻撃的な性格です。◆会報第105号より-05 ハチとチョウ_f0300125_11510596.jpg       
 昨年夏、巣別れしたキイロスズメバチが庭のやゝ大きな樹木に巣を作り始めていました。それとも知らずに、水やりの最中にその巣に水をかけてしまい、あっという間に手の甲を刺され、すぐに処置をしましたが、その日は手が腫れあがりました。
 普段なら接近すると必ず大きな羽音を出して威嚇してくるので、背を低くしてその場を立ち去れば問題はありません。軒下や庭の樹木に時々巣を作り、小型といってもアシナガバチと比べたら、太くて大きなハチですからご注意を!

クロアゲハ(アゲハチョウ科に分類)

 今年はミカン科の木にクロアゲハの幼虫が沢山繁殖して葉が食べつくされました。少しびっくりですが、頭と目のように見えるのは擬態紋様で、実際の頭は左下に隠れています。葉を食べるときには本当の頭が見えます。さなぎになる一歩手前の幼虫です。
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 立派に成虫となったクロアゲハの写真を見ると、翅(はね)の表裏ともに黒色で、オスは後ろ翅の前に白い帯(紋の場合はモンキアゲハ)があります。写真では白い帯は隠れています。メスの場合は後ろの翅外縁に赤い班が並んで、白い帯はありません。
            
by y-rekitan | 2021-09-27 08:00
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