谷村 勉(会員) 子供の頃、蝶の標本は何処の昆虫館でもたしかに宝石のように輝いていた。 ![]() 3年前、フワフワとフジバカマの花に蝶が止まるのを見た。今まで見たことのない蝶だった。幸運にも写真に収めることができた。すぐ図鑑を調べてみると「アサギマダラ」と分かった。沖縄や東南アジア方面へ移動するときに集団からはぐれてしまい、羽を休めていたのかもしれない。上翅(じょうし)は黒色、下翅(かし)は茶色で縁(ふち)取りされていて、透き通る淡いブルーのマダラ模様は、ステンドグラスの質感にも似てまことに美しい。以前よく通った「八ヶ岳」周辺では見られるそうだが、八幡で見たのが不思議だった。 ![]() アゲハ蝶のように忙しそうに飛び回らないのも嬉しい。「コミスジ」は里山に近い入口の、低い枝葉に羽を広げて止まるので、子供でもわりあい楽に採集できる。 何といっても蝶で注目されるのは、やはり忙しく飛び回るアゲハ蝶であるが、 ![]()
by y-rekitan
| 2020-09-28 08:00
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