![]() 昨年末、京都国立博物館の特別展「法然と極楽浄土」に足を運んだ。阿弥陀来迎図のオンパレードであった。「八まん宮道」道標の中で、最高傑作と称される「往生礼讃道標」は、まさに『阿弥陀三尊来迎図』の浮彫であり、石工の技術と信仰の結晶として輝きを放っている。 道標は下奈良隅田の「隅田墓地」入口に位置し、近くに佐川急便の大きな建物が見える。嘉永四年(1851)建立の道標の正面には、卓越した技量を持つ石工による『阿弥陀三尊来迎図』が鮮やかに表現され、その下には法然上人と師である善導大師の姿も描かれている。 これらは浄土信仰の深い歴史を物語っている。右面には「願共諸衆生 往生安楽国」(願わくば衆生と共に、極楽浄土に往生せん)という善導大師の『往生礼讃』からの言葉が刻まれ、道行く人々に深い精神的慰めを与えた。 左面上部に「南無阿弥陀仏」の文字があり、その下に「右 うじ・左 よど 道」と記され、旅人を正しい方向に導いてくれる。道標機能を持つ石碑に『阿弥陀三尊像』が彫られた例は極めて珍しく、この「往生礼讃道標」は恐らく唯一無二の存在である。 この事実は八幡市の文化財の豊かさと地域の歴史的深みを如実に物語るもので、地域の誇りとして末永く保存されるべき貴重な文化的遺産といえる。単なる道しるべを超えた芸術作品であり、歴史遺産として、その存在は八幡市の文化的豊かさを象徴し、訪れる人々に深い感銘をもたらす。 (文と写真 谷村 勉)空白
by y-rekitan
| 2025-01-27 23:00
| 心に引き継ぐ風景
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